TEACのA-2300Sの完動品です。

メンテナンス、清掃しまして、調整済みです。また、上下のカバー、及び、両サイドの木製キャビネットを手持ち品に交換し再塗装しました。

キャプスタンが強固に固着してましたので、分解しまして、グリースを脱脂し、再組みしました。

全モーターに給油しました。キャプスタンベルト、カウンターベルトともに交換不要でした。

本機は前オーナが落としたようでして、両脚及び脚近くの内部メンバーが折れた箇所がありましたので、脚はエンジニアリングプラスチックで作り出しまして、メンバーは強力接着剤とボルトで補強しました。

本機は、リモート操作用のダミープラグが欠品でした。また、マイク用ボリュームが汎用品に変えられ使えない状態でしたので、共にアメリカから輸入しました。ダミープラグは国内用より若干大きいようです。

電源プラグ線も欠品でしたので、汎用品を付けました。

再生アンプのトランジスタが弱ってました。またアンプ基板の主な電解コンデンサーを交換しました。交換後、録再、メーターレベルを調整しました。写真の交換部品をご参考に同封します。

キャプスタンモーター用のコンデンサーが劣化してましたので、新品のコンデンサーに交換しました。

写真のリール、テープは付属しません。

キャプスタンベルト位置、切り替えスイッチともに、50Hzにセットしてますが、60Hzご希望でしたら、落札時にその旨連絡ください。ベルト位置、切り替えスイッチを60Hzにセットし、送付させていただきます。

本機は前オーナの保存状態が悪かったことが主因と考えます。
往年の名機で、上記の通り多大な修理時間、費用を費やしましたが、なんとか修理しましたので、ご理解いただけます方にお安く提供させていただきます。